レベルアップ

ところで弊社では毎週の報告会のあとプログラミングの勉強会をしています。今日は若手二人が再帰使ってアルゴリズム組み立てて来ました。レベルあがってきたねぇ。次はオブジェクト指向だなぁ。

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質問の仕方5つのステップ

弊社で教えている質問の仕方を書きます。

質問の仕方が下手な人いますよね。こういう人には「何を聞いているのか分からない。」「質問して来ない。」「そもそも聞きたいことを理解してる?」なんて思うことがしばしばです。質問の仕方が上手になってほしい!でも、質問の仕方を教える方も「とりあえず聞きに来い。」「15分考えて分からないときは聞け。」「質問することをメモしてこい。」なんて教えます。こんな教え方でできるようになりましたか。私はできませんでした。

そんなわけでどんなふうに教えれば質問できるようになるか考えて教えてます。こういうことはステップにするのが一番。

5つのステップ

  1. ⒈ 質問をする人はまず理想の状況を話す。
  2. ⒉ つぎに現在の状況を話す。
  3. ⒊ そうしたら困っていることを話す。
  4. ⒋ どう思うかまたはどうするかを聞く。
  5. ⒌ 質問を受けた人はそれに答える。

簡単ですね。細かくは書きません。代わりに例を示します。まずは悪い例。

経験の浅い人はいきなり現在の状況だけを話しがちです。とりあえず聞きに来るのです。話せば何とかしてくれるんだろうと思ってます。それはそうですよね。「とりあえず聞け」と教わってます。こんな具合です。

  • 「先輩!パソコンが動きません!!」
  • 「なんだと?見せてみろ。ほんとだな。いつからこうなってるんだ。」
  • 「朝からです。」
  • 「。。。5分で言えよ。それで、何をしたんだ。」
  • 「これこれこういうふうにしました。」
  • 「。。。お前なんのためにそんなことしたんだよ。」
  • 「指示を受けたこの作業をやろうと思って。」
  • 「。。。やり方知らないのかよ?知らないことは先に聞けよ。何で聞かないんだ?」
  • 「まずは自分でやろうと思って。」
  • 「。。。そんなこと期待してないんだよ!!怒」
  • 「すみません。どうしたらいいですか?」
  • 「。。。お前なぁ。。。」

説教が始まります(笑)。ありがちではないですか。私もしょっちゅうやってました。このあとは後輩は先輩から様々なことを教えてもらってかえって混乱しています。収集がつかない状態です。

どうせ怒られるなら、こんなふうに質問すればいいんです。

  • 「先輩!指示を受けたこの作業をやろうとしてるんですが、」(理想の状況)
  • 「うん、どうした?」
  • 「自分でやろうと思って、これこれこういうふうに操作しました。」(現状)
  • 「え?知らなかったの?それは先に聞いてほしかったなぁ。」
  • 「すみません。それでパソコンが動かなくなってしまって。。。」(困っていること)
  • 「ばか。そんなふうになる前に聞けよ!!怒」
  • 「そうですよね。次から気をつけます。パソコンはどうしたらいいですか?」(どうするか?)
  • 「しかたねぇなぁ。。。」

やったことは同じでも受ける印象が全然違いませんか。後者は問題発言は一回だけ「パソコンが動かなくなった。」というところだけです。「操作しました」のところは状況を話しただけでまだ問題ではありません(ここを問題視する人は先回りする癖のある細かい人です)。先輩に質問させてません。つまり、余計な情報を与えていません。主導権は後輩にあります。
前者はどうでしょう。主導権は先輩にあります。最初から全部問題発言になってます。先輩の質問に答えるたびに火に油を注いでます。話はどこに転ぶかもう誰にも分かりません。先輩は責任感から一からいろいろと教えなければいけないことにうんざりします。パソコンを回復する方法、正しい操作の仕方、仕事の進め方、そして質問の仕方!!

今はパソコンを回復させることが最優先です。先輩にはそのことだけを考えてもらいましょう。それがいいですよね?

怒りが込み上げる理由

人は自分の考えとギャップがあることに違和感を感じます。自分ならこんなことしないとか、自分だったらこうするとか、そういうことを感じるときに人は怒りが込み上げてきます。質問者は質問をする相手にそういうギャップを感じさせないようにする工夫が必要です。5つのステップを使うと質問者の理想の状況と現状とのギャップを明らかにするだけなので質問を受ける人は違和感を自分のことのように感じることは少なくなります。

質問を受ける人の問題

主導権を質問を受ける人が握ってしまい反対に質問がされるようになるとすぐに問題を自分のことのように感じ始めます。自分だったらこうする、ということを質問者に聞いて、そうしていないことが分かると怒りが込み上げてくるのです。

実は、これは質問を受ける人の問題であって決して質問者の問題ではありません。たんに質問を受ける人が質問者の意図を理解できないだけのことです。これを質問者の問題だと思っていると大間違いです。質問者は分からないから、分かる人に聞いているんです。どう聞いていいか分からないことも含めて分からないから聞いています。それなのに何を聞いているのか分からないというのは私には何も聞かないでと言っているようなものです。

質問を受ける人も5つのステップを思い出して質問者から理想の状況、現状、困っていることだけを聞き出しましょう。そうして質問者のギャップを明らかにすれば質問に答えられるはずです。そうしないと仕事が進みませんよね?

答えるから聞いてくる

最後に、質問に答えるから聞いてくるということを覚えておいて下さい。実は質問の仕方を教えるときに一番大事なのはここです。

「質問には答えること。」

これは自明ですね。人を育てるというのは教える側と教わる側の共同作業です。教える人がいるなら教わる人がいます。質問に答えていない人は教えてません。教えない人のところに教わる人は来ません。聞いてくれれば答えると思った人は質問者の質問に「全て答えてきたか。」考えてみて下さい。質問をするのを教えるのが得意な人は、質問に答えるのも得意なのではないでしょうか。きっと、そうですよね。


5つのステップは簡単なのですぐに実践できると思います。質問する側される側が協力して問題を解決しましょう。参考になることを願っています。